資格・検定

外国人雇用管理主任者(個人)

外国人雇用に関する幅広い知識を身に付けることができます。

少子高齢化や人口減少の影響で、優秀な人材を確保するのはますます難しくなっています。外国人材の採用や育成、定着・活用は生産性を高めるための重要な戦略です。外国人雇用に関する基本的な知識を得る方法の一つとして、「外国人雇用管理主任者試験」があり、法律・制度・実務の分野についての知識が問われます。

外国人雇用管理主任者とは

「外国人雇用管理主任者」は、外国人雇用とは?から外国人雇用全体の流れ、労務管理全般、在留資格について、必要な費用、活用できる助成金、採用後の育成に至るまで、外国人雇用についての専門知識を総合的に身に付け、企業内において外国人雇用を推進したり、サポートできる能力があることを証明するための資格制度です。
企業の経営者や人事担当者向けに開始された資格制度ですが、総合的な知識とノウハウを身に付けられることから、外国人雇用に関わる専門家である社会保険労務士や行政書士、公的機関の支援員にも広く取得されています。

企業・法人のお客様向けサービス

企業内への講師派遣による集合研修や、オンライン研修、また通信講座を団体受講いただく場合には割引制度等もございます。
企業・法人での受講や、従業員への受講支援をお考えの際は是非ご相談ください。
お客様のご要望に応じたご提案をいたします。

試験概要

(1)試験日程

外国人雇用管理主任者試験は、LEC東京リーガルマインドが主体として運営する団体である「外国人雇用支援センター」が実施しています。
試験実施時期や申し込み方法、受験料、試験会場等については、外国人雇用支援センターのWEBサイトで最新情報が確認できます。

(2)学習で得られる知識

外国人雇用管理主任者試験は外国人優秀な外国人人材確保や在留資格別の、採用後の雇用管理や育成、日本語能力や文化に違いへの理解を通じた離職防止など、最低限知っておくべき基礎知識を学ぶことができます。
・外国人労働者を取り巻く最新事情や在留資格について優秀な外国人確保のための求人方法を知ることができる
・採用後のビザ申請を含めた入社手続きの流れを知ることができる
・採用後の労務管理の基礎知識を知ることができる
・外国人社員を育成し、戦力化するための必要なポイントを知ることができる
・外国人社員が抱える意識や文化の違いを理解し、マネジメントする方法を知ることができる

(3)試験範囲

試験内容

外国人雇用管理主任者は、以下の点に関して専門的知識を有するかどうかの判定を基準として試験を実施します。

  1. 外国人雇用の基礎知識(外国人労働者とは・社会的背景)
  2. 在留資格の基礎知識
  3. 平成31年入国管理法大改正
  4. 特定技能ビザ 特定技能外国人
  5. 受け入れ企業・登録支援機関の役割
  6. 外国人労働者の採用計画(費用・研修・社内理解)
  7. 外国人労働者に教えるビジネス日本語・ビジネスマナー
  8. 労務管理のルール(労働基準法・労働保険・社会保険)
  9. 雇用契約書・就業規則の作り方
  10. 外国人雇用に対する助成金活用
合格基準70%以上の正解をもって合格とする
結果発表試験終了後、すぐに合否判定が行われます。
合格者には試験実施日の翌月末以降、登録のご案内を発送いたします。

(4)外国人雇用管理主任者資格の仕事への活かし方

◆経営者や人事責任者の立場として
→外国人雇用を検討するに際して、必要となる基礎情報を収集することができる

◆人事担当者や現場管理者の立場として
→外国人雇用を進めるにあたり、経営層や人事責任者に提言することができたり、外国人雇用の推進者の役割を担うことができる

◆外部専門家の立場として
→企業に対してコンサルティングを行うに際して、外国人雇用も含めた広い視点での助言や支援を行うことができる

◆外国人社員の立場として
→自らも外国人社員として、外国人社員を含めたチームの雇用管理も含めたマネジメントをおこなうことができる

(5)学習法と勉強時間の目安

初めてこの分野を学ぶ方が外国人雇用管理主任者試験に合格するまでの勉強量(平均勉強時間)は、講座受講時間を除いて20時間〜30時間程度です。既に基礎知識や実務経験がある方であれば、知識の振り返りとして10時間程度の学習で足りるケースがあります。

専門知識がなく初めて学習する方にとって、1週間で短期間に合格を目指そうとするのはかなり難しいと考えられます。確実に合格するためには、目安として、1日1時間程度の学習時間を確保し、1ヶ月程度かけて勉強する意識を持つと良いでしょう。

対象者

  • 外国人雇用を検討している企業の経営者、人事責任者
  • 外国人雇用を任せられた企業の人事担当者
  • 外国人社員を現場で受け入れるマネジャー
  • 外国人社員を採用している企業の外国人社員自身
  • 外国人材紹介等をおこなう人材サービス会社の担当者
  • 監理団体や登録支援機関の担当者
  • 社労士や行政書士、キャリアコンサルタントなどの専門家
  • 将来グローバルに活躍したい大学・専門学校生

特徴

本講座では、基礎から合格までに必要な知識を、初学者の方にもわかりやすく解説します。また、正答を選択するための考え方ー問題の解法ーについても、丁寧に解説しますので、合格に必要な知識と解法のどちらも身につけることが可能です。

効果と必要性

外国人社員の採用と戦力化に関するメリットや、在留資格や文化の違いなどにより考えられるリスクについてノウハウを学ぶことで、より広い市場から優秀な人材確保を行うことができるようになり、経営基盤の強化や、グローバル人材の確保とダイバーシティの浸透によるイノベーションの可能性を高めることに繋がります

資料ダウンロード

外国人雇用管理主任者講座資料を無料でダウンロード頂けます。

受講料・お申し込み方法

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お客様インタビュー

丸山商事㈱ (下田ビューホテル)

株式会社丸山商事様

代表取締役 丸山修 様
研修内容:外国人社員 研修「日本語発音トレーニング」

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独立行政法人日本貿易振興機構

独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)様

本田玲子 様
研修内容:外国人材活躍支援パッケージ

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中央情報専門学校

中央情報専門学校(JETRO)様

富樫 様、市川 様
研修内容:外国人雇用管理主任者試験対策研修

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よくある質問

Q1.外国人雇用管理主任者とはどのような資格ですか?試験について教えてください。
外国人雇用管理主任者とは、外国人を雇用するにあたっての知識を習得し、企業の外国人雇用をサポートできる人材育成を目的として設立された資格です。外国人を雇用するには、日本人の雇用とは異なる手続きや注意点があります。手続きにミスが発生すると企業側に罰則が与えられることもあり、注意が必要となります。外国人雇用管理主任者の資格を保持する人材がいれば、外国人雇用はスムーズかつ安全に行われます。
全国260箇所のテストセンターにて随時実施しておりますので、ご自身のタイミングで受験できます。
テストセンター一覧
出題形式は、CBT方式(パソコン上で行う試験方式)による四肢択一式50問で、所要時間は60分です。
合格基準は70%以上の正解をもって合格とします。
試験結果はCBT方式(パソコン上で行う試験方式)による試験なので、試験終了後、すぐに合格判定が行われます。また、合格者には試験実施日の翌月末以降、登録のご案内を発送いたします。
受験申込後のキャンセル受験日・会場の変更キャンセルは、CBTソリューションの受験者マイページより受験日の3日前(例:受験日が10日の場合は7日)まで可能です。ただし、受験日の2日前からは変更・キャンセルが一切できかねます。
キャンセル処理の方法および手数料の詳細については、こちらをご覧ください。
Q2.試験に合格したら、外国人雇用管理主任者を名乗れますか。
試験合格後、外国人雇用センターでの登録が必要となります。
試験合格者で、外国人雇用管理主任者としての行動準則を承認された方は、当センターに外国人雇用管理主任者として正式に登録していただくことができます。登録された方には当センターより認定外国人雇用管理主任者としての認定証を発行いたします。詳細はこちらでご確認ください。
Q3.外国人雇用管理主任者を取得するメリットや活躍フィールド、想定される業務を教えてください。
日本人の雇用とは異なる手続きや知識が必要なので、入国管理法、特定技能ビザなどの知識があることによって、外国人雇用をスムーズに進められることです。また、外国人労働者を雇用するにあたっての雇用契約書や就業規則の作成方法を熟知しているで、外国人労働者との日本人同士では起こり得ないトラブル、問題を早期解決・回避できることもメリットの一つです。
外国人雇用管理主任者の学習を通じて得られる知識は、企業側の人事担当者だけでなく、登録支援機関や管理団体といった外国人雇用をサポートする立場の方々や社会保険労務士や行政書士といった士業の方々、企業内の管理職など幅広いフィールドの方々にとって有用です。
Q4.他にも似たような資格がありますが、違いを教えてください。
「外国人雇用管理主任者」の特徴は、外国人雇用に関して、幅広く知識を得ることができることです。
「外国人雇用管理主任者」は外国人雇用に関わる全ての人に有用な資格ですが、特に企業の人事担当者や登録支援機関の支援担当者など、外国人雇用に対して特に深く関わる企業人にとって必要な知識を網羅することができますので、このような方にとって、非常に有用な資格となっております。また、雇用に関する最新制度や採用方法、入管法、労務管理など、分野を横断した総合的に学習できます。
Q5.外国人雇用管理主任者の資格はどのような場面で活かせますか。
外国人雇用管理主任者試験を通して、外国人雇用に関して様々な知識を学ぶことができます。例えば、
・外国人材を雇用する企業の人事労務担当者様は採用から育成までの基礎知識がわかるのでサポートしやすい
・外国人社員の上司または部下の立場で外国人の協働活躍する方
・ご自身が外国人で外国人の育成・管理をめさず幹部候補
・教育機関大学・専門学校・日本語学校の講師や学生
・キャリアコンサルタントやコーチなどの専門家
・人材サービス会社のご担当者
・監理団体や登録支援機関の担当者
Q6.LECの外国人雇用管理主任者講座の強みは何ですか?
創立より40年以上に亘り、幅広い層の研修やスキルアップをおこなってきた実績がございます。
資格取得対策で培った、難解な知識を誰にでもわかりやすく、かつ簡潔に教材としてまとめるノウハウ、またそれを短期間で制作する社内体制で、研修終了後も財産になる教材をご提供します。
士業やコンサルタントなど実務に精通した方から、資格対策における合格指導のプロ、またはその双方を兼ね備えた方など、豊富なリソースにより研修効果を最大化できる講師を貴社のためにアサインします。
研修効果を最大化するため、講義内容は柔軟にカスタマイズいたします。事例や社内規則など、盛り込みたい事項をお申し付けいただければ、貴社だけのオリジナル研修をご提案いたします。
講師派遣・スタジオ収録動画のWEB配信・ビデオ会議システムによる双方向オンライン講義・eラーニングなど、費用・人数・時間・場所によって様々な提供形式を組み合わせ、最適な研修をご提案します。
Q7.LECの実績を教えてください。
創立後40年以上の歴史を持っている弊社ですが、企業研修部門についても30年以上前よりご提案をおこなっております。数多くの名だたる大企業から中央省庁、自治体研修所の包括受託まで、豊富な受託・提供実績を持っており、資格スクール事業で培ったノウハウと併せて、貴社の人材育成を万全にお手伝いいたします。

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